中部横断自動車道八ヶ岳南麓新ルート沿線住民の会

「中部横断道八ヶ岳南麓新ルート沿 線住民の会」に参加しませんか?

SAVE SOUTHERN YATSUGATAKE


定期総会のお知らせ


2012年1月に沿線住民の会が発足してから3年を迎えようとしています。この間私たちは、八ヶ岳南麓を横断し、自然と景観を破壊する新ルート案に反対する住民の声を国交省、山梨県、北杜市へ届けてきました。しかし国交省は新ルート案を強引に決めようとしており、さらに環境アセスメントの準備にまで取り掛かっています。

八ヶ岳南麓に住居を構える人々や豊かな自然を楽しみに来る多くの人たちは、高速道路の建設により八ヶ岳南麓の自然環境が破壊され、日本でもまれにみる景観が損なわれることに強い危惧を抱いています。沿線住民の会では昨年11月、国交省に対し大きな問題のある計画段階評価のやり直しを要請しました。これからも新ルート案に反対し、この自然と生活環境、景観の大切さを訴え守っていく活動を継続していきます。

沿線住民の会の「八ヶ岳南麓に高速道路はいらない」という趣旨に賛同される多くの皆さんの参加を訴えます。

  日 時 2015年1月25日(日) 午後2時〜

  場 所 いずみ活性化施設 ホール(北杜市大泉町西井出2197)



ニュース15号を発行しました



12月10日付でニュース15号を発行しました。

今号では、国交省に計画段階評価のやり直しを要請した記事と、専門家チームの現地視察の報告を載せています。また、ガーデンアーティストで北杜市に住んでいるポール・スミザーさんの寄稿も掲載しました。

                                    ※ニュース15号

11/26 関東地方整備局へ計画段階評価のやり直しを要請!


沿線住民の会・大泉町下井出地区東組高速道路反対対策委員会は11月26日、さいたま新都心にある国交省関東地方整備局を訪れ、中部横断自動車道(長坂―八千穂)の計画段階評価をやり直すよう求める要請書を、道路住民運動全国連絡会の「計画段階評価の見直しを求める要請書」と共に提出しました。計画段階評価は2010年に3か所で「試行」が行われています。今回、住民団体が計画段階評価の試行に関して重大な瑕疵があったことを指摘し、国交省にやり直しを申し入れるのは全国でも初めてのことです。

◎やり直し要請の要点

 ○住民アンケートの配布、集計、内容の整理等の問題

 ○接続点が長坂になった経緯やルートが南に変更になった不透明性

 ○2013年の地元説明会での意見の集約が逆の結果になった問題

 ○ワーキンググループに提出された国交省作成の資料に改変、ねつ造があること、その審議過程も不透明なこと

 ○関東地方小委員会で議論がつくされていないこと

などを指摘して、計画段階評価が国交省が作成したガイドラインに照らしても適正に実行されなかったことが明らかであり、計画段階評価をやり直すよう要請しました。また同時に、指摘した事項については文書での回答を求めました。

これに対し関東地方整備局の道路計画第一課吉田課長補佐は、要請書は受け取りましたが明確な返答はありませんでした。しかし、今後も沿線住民の会・東組高速道路反対対策委と話し合いを続けていきたいとの表明がありました。



北杜市中部横断自動車道活用検討委員会の11/21ワークショップ開催に抗議!


11月21日須玉町のふれあい館で中部横断道の関係者ワークショップが開催されました。沿線住民の会ではこれに抗議し、ワークショップの参加者に資料を配布し開催の反対を訴えました。

今回のワークショップは、7月23日関東地方小委員会でBルート案が了承されたことを受けて、北杜市が八ヶ岳南麓を横断するBルートを前提とする道路プランを検討するため開催したものです。しかし、計画に疑問を持ったり反対する住民は公募の段階から除外されているため参加できず、しかも会議は非公開で行われるなど、北杜市の行政として公平性や透明性に欠けていると言えます。

北杜市には、中部横断道のBルート案を前提とするかたよった議論ではなく、パブリックコメントに寄せられた反対・懸念など多くの意見を取り入れ、広く地域全体にとって何がいいのかという立場から議論を行うよう望みます。




11/13 ワークショップ開催で北杜市へ申し入れ


北杜市中部横断自動車道活用検討委員会のワークショップが11月21日から開催されることを受け、沿線住民の会では11月13日、北杜市に対しワークショップの開催を中止し、活用検討委員会の在り方を見直すよう申し入れを行いました。

沿線住民の会からは、対応に当たった建設部長、次長、道路河川課長に対し、中部横断道のB ルートの建設に反対している建設予定地内の住民を排除して非公開で開催を予定しているワークショップは住民無視で公平性・透明性を欠いてると指摘し、中止を求めました。それに対し北杜市は、B ルートは決定されたものと考えており、その前提で道路プランを検討するワークショップを開催するのでB ルートに賛成の人しか参加できない、傍聴者がいるとワークショップの参加者が自由に発言できなくなるとして、あくまでも非公開でワークショップを行うと表明しました。

中部横断道の建設について住民から様々な意見が出されている中で、中立・公平を求められる行政が一方の人たちの意見しか聞かずに強引ともいえるようなかたちで計画を進めていることは問題です。北杜市には、住民の様々な意見を総合的に聞いて物事を進めていくという地元行政としての本来の役割を果たすよう引き続き求めていきます。



専門家チーム 中部横断道のBルートを視察


11月12日、道路・環境・法律に詳しい専門家6名が北杜市を訪れました。沿線住民の会の案内でジャンクション予定地の長坂から大泉―高根―国道141号―清里などを見て回りましたが、折しも紅葉で色づく山々や林の中を走ることになり、八ヶ岳南麓の自然の美しさに感嘆しつつ高速道路建設計画の不当性を実感する機会となりました。
現地視察後の調査チームと沿線住民の会の検討会では、中部横断道のこれからの対応について様々な意見の交換が行われ、今後も引き続き専門家チーム、道路全国住民運動連絡会と連携して八ヶ岳南麓を横断する中部横断道の Bルートに反対する活動を進めていくことを確認しました。





[お知らせ] 11/12専門家調査チームが現地調査に!!


沿線住民の会の呼びかけで、道路・環境、法律・公共事業などに詳しい大学教授、弁護士、道路住民運動全国連絡会の専門家調査チームが11月12日北杜市を訪れ、現地調査を行います。中部横断自動車道(長坂〜八千穂) 新ルートの長坂―大泉―高根地域ー津金―清里と国道141号を視察し、国交省の提示した新ルート案の問題点を確認します。



中部横断道沿線地域で住民交流会を開催します


今年7月、中部横断道・長坂〜八千穂のBルートが関東地方小委員会で承認されたのを受け、沿線住民の会ではこの沿線地域の住民の皆さんと意見を交換し、今後の運動の進め方を話し合う機会を持つため交流会を開催します。

 今回の交流会は、11月中に須玉町、高根町4か所、大泉町、長坂町の7か所で開くことを予定しています。

 各地域の担当者が日時・場所等をご案内しますので、この機会に是非ご参加ください。なお詳しいお問い合わせは、連絡担当の佐々木(0551-47-6260)まで。



ニュース14号を発行しました


10月10日付でニュース14号を発行しました。今号には関東地方整備局への抗議・要請行動、道路全国連の全国交流集会の報告が掲載されています。10月8日に開催された北杜市中部横断道活用検討委員会の今後の活動予定とその問題点の指摘も載せています。

また、新しいシリーズとして「八ヶ岳南麓のここが好き」を始めました。これからも多くの皆さんの八ヶ岳の自然・景観に寄せる思いを紹介していく予定です。
                                                      ※ニュース14号


10/11〜12 道路住民運動全国交流会が開催される


― 沿線住民の会も参加して諸団体と交流 ―

今年で40回を迎える道路住民運動の全国連絡会の交流集会が、10月11,12日の両日、横浜のアースプラザで開催されました。全国から211人が参加し、取り組んでいる運動の報告と交流が行われ、沿線住民の会からは3名が参加して、中部横断道の現状について報告、支援を訴えました。

各地からの報告は、@岡山県 美作岡山道路 A東九州自動車道 B川崎国道1号線 C川崎 「大気汚染公害患者の救済」運動 D中部横断自動車道 E横浜環状線 F東京都外環道路 G広島国道2号線 HPM2.5の問題 と多岐にわたり、全国で取り組まれている道路を中心とした諸課題についての認識を深める機会となりました。

中央大学教授の米田貢氏の「これからの日本」と題した記念講演もあり、パネルディスカッションでは道路問題のかかえている課題にパネラーから様々な視点から意見が述べられ、参加者は熱心に耳を傾けていました。