中部横断自動車道八ヶ岳南麓新ルート沿線住民の会

「中部横断道八ヶ岳南麓新ルート沿 線住民の会」に参加しませんか?

SAVE SOUTHERN YATSUGATAKE


11月26日 国交省道路局に計画段階評価のやり直しを要請

−国交省は「地域住民との合意形成が出来ていない」と表明−

11月26日、沿線住民の会と大泉町下井出地区東組高速道路反対対策委員会は、衆議院第二議員会館で、国交省道路局に対して中部横断自動車道(長坂〜八千穂)の計画段階評価の問題点を指摘した「意見書」を提出し、そのやり直しを再度要請しました。国交省道路局への計画段階評価のやり直しは、昨年11月にも要請しています。

要請には沿線住民の会・東組高速道路反対対策委から10名、国交省との取り付けをしていただいた北杜市議会清水議員、日本共産党の畑野、斉藤両衆議院議員、志位議員の秘書の方等の出席のもと、午後1時半から4時まで2時間半の異例とも言える長時間にわたって行われました。

こちらからは中部横断自動車道(長坂〜八千穂)計画段階評価の問題点を一つ一つ指摘し、対応した国交省企画課の課長補佐の回答を求めました。課長補佐からは問題点の一つ一つについて返答を受けましたが、その中身は手続きの適切性や公平性、透明性などから逸脱していないというこれまでと同じ説明で、とても納得のいくものではありませんでした。

総じて、課長補佐は「計画段階評価の手続きに瑕疵はない」「計画段階評価のやり直しはしない」と表明しましたが、「地域住民との合意形成が出来ていない」ことを認め、「地域の合意形成がどういうふうにしたら円滑に進めていけるのか、もう1回考え直せと(関東地方整備局、甲府河川国道事務所に)指導している」と明言し、今後は山梨県や北杜市にも働きかけていくと述べました。

計画段階評価のプロセスで重視されている地域住民との合意形成が出来なかったことを認めながら、計画段階評価のやり直しはしないというのは回答に矛盾があり強弁と言わざるを得ませんが、国交省には提出した「意見書」を持ち帰り、私たちが問題として指摘したその中身に関して今後も継続的に話し合う場を持つよう要請しました。


                                              意見書


沿線住民の会・東組 山梨県知事に面談を要請


11月16日、沿線住民の会と大泉町下井出地区東組高速道路反対対策委員会は山梨県庁を訪れ、山梨県知事との面談を文書で要請しました。

中部横断自動車道(長坂〜八千穂)新ルート案が発表されて3年が経過しようとしている現在まで、山梨県知事は推進の集会への参加や国交大臣へ推進の要請は行ったものの、新ルートに反対する沿線住民とは話し合いの機会を持とうとはしませんでした。私たちは新ルート沿線の住民に対する十分な説明もなく、いわば強権的に国交省が進めている建設計画について山梨県がどう考えているのか、八ヶ岳南麓の住民や別荘を構えている人々の多くが新ルートでの建設に反対していることを十分に理解しているのか、県知事との面談と話し合いを通じて確認したいと考えていました。

今回、県土整備部高速道路推進課から沿線住民の会と話し合いたいという申し出があり、横内前知事から後藤新知事に代わったこともあり期待を込めて面談の要請を行いました。対応に当たった県高速道路推進課には、できるだけ早い時期の面談を公開で行うよう申し入れを行いました。

                             ※面談要請書



12月1日八ヶ岳南麓の景観の勉強会のお知らせ


国交省の環境アセスメント調査に対して沿線住民の会では「八ヶ岳南麓の動植物」「野鳥から見た八ヶ岳南麓の自然」「八ヶ岳南麓の埋蔵文化財」について勉強してきました。

今回は「八ヶ岳南麓の景観」について考えてみたいと思います。会員の皆さんは是非ご参加ください。

テーマ:八ヶ岳南麓の景観

 講 師:桑田 愛子氏

 日 時:12月1日(火)、午後7時〜 

 場 所:大泉総合会館2F会議室 


<桑田 愛子氏のプロフィール>

八ヶ岳在住30年。世界に誇れる八ヶ岳南麓の景観を保存したいとの思いから、2001年「八ヶ岳南麓景観を考える会 」を設立、2005年にNPO法人化し、今日まで活動を続ける。2006年「八ヶ岳南麓風景街道の会」を立ち上げ、2014年まで代表を務めた。




11月7〜8日道路住民運動全国連絡会交流集会の報告


「21世紀の公共事業―人間が主人公の街づくり」のテーマで東京経済大学を会場にして、道路住民運動全国連絡会の第41回全国交流集会が開催されました。全国で道路問題に取り組んでいる58団体、150名を超える参加で熱気にあふれた議論・意見交換が行われました。沿線住民の会からは5名が参加しました。

 1日目の午前中は東京外環道・東名JKT予定地などを視察し、建設計画の問題点をつぶさに観察しました。午後からの交流集会では、最初に中部横断自動車道の問題点と取組みについて沿線住民の会が報告を行い、続いて圏央道横浜環状南線、東京外環、小平都市計画道路の反対運動を展開している団体から報告がありました。


2日目は道路住民運動全国連絡会の橋本事務局長の基調報告、記念講演の後、4つに分かれて分散会が開かれました。分散会では各地での具体的な取り組みの現状が話され、その問題点について多くの質問や意見が出され、各地での体験を共有してこれからの運動に生かしていくことが確認されました。

41回目となった今回の全国交流集会の最後に、全国の道路住民運動の連携を進め、21世紀の公共事業についての発想を転換し、新たな政治の展望を切り拓き、力強く立ち上がろうという「集会アピール」を採択し、次回開催地の名古屋に引き継がれました。 



11月7〜8日、道路住民運動全国連絡会が交流集会を開催


全国の道路問題に取り組んでいる住民団体が参加している道路住民運動全国連絡会の交流集会が11月7、8の両日、東京経済大学を会場にして開催されます。

沿線住民の会では昨年に続きこの交流集会に参加し、中部横断自動車道(長坂〜八千穂)の問題点を明らかにして環境アセスメントへの取り組みを報告します。

 ■道路全国住民運動 交流集会

  日 時 11月7〜8日

  場 所 東京経済大学 国分寺キャンパス

       中央線国分寺駅下車徒歩12分

  <第1日目>

   〇バスによる現地見学会

   〇各地よりの報告

  <第2日目>

   〇基調報告 橋本良仁氏(道路連事務局長)

   〇記念講演 「交差する<リニア>と道路」 川村晃生氏

         「公共事業と住民参加‐オーフス条約から考える」 礒野弥生氏

   〇特別報告 広島2号線最高裁判決

         名古屋環状2号線

   〇分散会での議論・意見交換

連絡先 第41回全国交流集会・開催実行委員会

      事務局:外環ネット 大塚康高 Tel 090−1858−6665

※交流集会には申し込みをしなくても誰でも参加できます(参加費 都内からの参加者1000円 東京都以外の参加者 2000円)

 詳細は開催実行委員会事務局にお問い合わせください。



11月1日 北杜市埋蔵文化財の勉強会を開催します


環境アセスメントに向けた準備の一環として、前回の「野鳥から見た八ヶ岳南麓の自然」に続き11月1日、講師に北杜市埋蔵文化財センターの佐野隆氏をお招きして「北杜市の埋蔵文化財について」の勉強会を開催します。

中部横断自動車道新ルート周辺には、金生遺跡に見られるように縄文時代の貴重な埋蔵文化財が数多く存在することが予想され、高速道路建設によりそれらの遺跡が破壊される心配があります。

八ヶ岳南麓にある貴重な史跡、埋蔵文化財について知識を深め、その保全と活かし方などを勉強しながら、環境アセスメントを考えていきたいと思います。

会員の皆さんは是非、ご参加ください。

環境アセス勉強会

「北杜市の埋蔵文化財について」

日 時 11月1日(日)13:00〜15:00

場 所 大泉町いずみ活性化施設ホール

講 師 佐野 隆氏(北杜市埋蔵文化財センター)

<講師紹介>

北杜市教育委員会学術課「北杜市埋蔵文化財センター」に勤務され、埋蔵文化財の調査・研究及び保護・保全等に携わられています。 国の史跡指定を受けた「梅之木遺跡」などの発掘調査・研究をはじめ、全国各地での研究発表・講演、文化財見学会などを通じて市民への教育活動などにも活躍されています。




ニュース20号を発行しました


10月10日ニュース20号を発行しました。

今号は、中部横断自動車道の現状がどうなっているか質問回答形式で紹介しています。また、講師を迎えての環境に関する勉強会の報告や八ヶ岳南麓の日本ミツバチの生態(秋編)を掲載しています。

地上設置型太陽光発電のパネル設置計画を白紙に戻した地域団体からその取組と報告が寄せられましたが、その活動は八ヶ岳南麓の自然環境や景観、生活環境などを守っていくうえで大きな励ましとなりました。

                              news20



野鳥から見た八ヶ岳南麓の自然の勉強会のお知らせ


国交省の環境アセスメント調査に対して、沿線住民の会の私たちも八ケ岳南麓の自然環境などについて理解を深めたく、下記の通り勉強会を開催します。


1.  開催日・時間10月6日(火)19:00から
2.開催場所
        大泉総合会館2階会議室
3.演題
      「野鳥から見た八ヶ岳南麓の自然」
     講師

  八ヶ岳フクロウ保護協会 代表
  中部横断自動車道八ヶ岳南麓の会 副代表
  八ヶ岳自然ガイド協会 代表
  BIRDHOUSE  齋藤 一紀 



9月12日 環境アセスの学習会を開催します


国交省の環境アセスメント調査に対して、沿線住民の会の私たちも八ケ岳南麓の自然環境などについて理解を深めたいことがたくさんあります。その初めとして「八ヶ岳南麓の動植物」について勉強の機会を作りました。

テーマ :八ヶ岳南麓の動植物

日 時:9月12日(土)午後2時〜

場 所:大泉総合会館2階会議室

多くの会員の皆さんの参加を呼びかけます。




8月10日 ニュース19号を発行しました


今号には、この間の中部横断自動車道(長坂〜八千穂)の計画段階評価の経過と、資料として「検討書」に対する「国交大臣意見」を掲載しました。

                                    news19