中部横断自動車道八ヶ岳南麓新ルート沿線住民の会

「中部横断道八ヶ岳南麓新ルート沿 線住民の会」に参加しませんか?

SAVE SOUTHERN YATSUGATAKE

ニュース26号を発行しました


10月10日発行の今号では、沿線住民の会と大泉町下井出地区東組が国交省に対して中部横断自動車道(長坂〜八千穂)新ルートの見直しを中心とした話し合いを要請し、国交省が正式に受諾したこと、そしてその後の問題についての報告を掲載しました。

国交省との話し合いは、国交省が沿線住民の会と大泉町下井出地区東組との間での正式回答による合意を一方的に覆そうとしているため調整中ですが、早急に4者での話し合いが行われるよう働きかけています。長野側の南牧村での国交省が提示したルート帯案の変更を求める住民の取り組み、村議会で審議が行われていることなどについても紹介しています。
                                                                   news26


10月15日スタンディングのお知らせ


沿線住民の会では、「八ヶ岳南麓に高速道路はつくらせない」の横断幕を掲げて毎月スタンディングをしています。のぼり旗を掲げ、車に乗っている人や通行人に1時間にわたり中部横断自動車道(長坂〜八千穂)新ルート案への反対をアピールしています。このスタンディングにはどなたでも参加できます。皆さん、是非一緒にスタンディングをしましよう。

次回は10月15日午前9時から
場所は北杜市高根町五町田交差点です。



中部横断道(長坂〜八千穂)新ルート見直しの話し合い

国交省が4者での話し合いを拒否!


沿線住民の会と大泉町下井出地区東組高速道路反対対策委員会が要請していた新ルートの見直しを中心とした話し合いに対し、9月30日窓口の甲府河川国道事務所は「甲府河川国道事務所、沿線住民の会、大泉町下井出地区東組高速道路反対対策委員会の3者では話し合いは行う」が、「長野国道事務所が同席した4者での話し合いは行わない」と通告してきました。
9月9日、甲府河川国道事務所は4者での話し合いに応じると正式に回答し、話し合いの日程として10月初旬〜中旬を提案してきました。私たちは検討の結果、10月15日を話し合いの日に指定して長野国道事務所との日程調整を待っていましたが、その矢先の一方的な通告で、非常に驚いています。

正式回答に反する国交省の対応

甲府河川国道事務所のこの対応は、9月9日の4者での話し合いの正式受諾・合意に反するもので、不誠実きわまりないものです。国が住民の要請を受諾し、4者での話し合いをもつことに合意したにもかかわらず、それを反故にしようとするのは、国が国民のの信頼を裏切るものです。
この間、甲府河川国道事務所は関東地方小委員会やワーキンググル―プの資料の改ざんなど不誠実な対応を続けてきたため、沿線住民の会、東組との話し合いは2年以上も中断したままでした。今回また、国が約束したことを反故にするようなことがあれば、私たちの国への不信感は一層増大することになります。

国交省は4者での話し合いに応じるべきだ!

昨年、国交省道路局や関東地方整備局は私たちとの「ボタンのかけ違い」を認め、今年5月に山梨、長野両県知事等が石井国交大臣を訪問した際に、国交大臣は「いかに地域の心配する声とコミニュケーションを取るかが課題。連携して対応したい」と発言するに至りました。
国交省は、国民、住民に約束した合意を守り、要請書に書かれている通りに早急に甲府河川国道事務所、長野国道事務所と沿線住民の会、大泉町下井出地区東組高速道路反対対策委員会との4者での話し合いを持つべきです。



お知らせ


「中部横断自動車道八ヶ岳南麓新ルート北杜市民の会」のフェイスブックでの発信内容について沿線住民の会へお問い合わせがありましたが、当会はフェイスブックでの情報発信は行っていません。「中部横断自動車道八ヶ岳南麓新ルート北杜市民の会」は別団体ですので、お知らせします。



9月12日 山梨県がルートの見直しの話し合いを応諾


沿線住民の会と大泉町下井出地区東組高速道路反対対策委員会が山梨県へ要請していた中部横断自動車道(長坂〜八千穂)のルートの見直しの話し合いに対し、9月12日山梨県から応諾の回答がありました。
今後、国交省との新ルートの見直しの議論をふまえながら、山梨県とは地域の問題などについて個別に議論していきたいと思います。

なお、山梨県から甲府河川国道事務所、長野国道事務所と沿線住民の会、 大泉町下井出地区東組高速道路反対対策委員会による4者の話し合いへの同席の要望がありましたが、山梨県との話し合いはテーマも異なり、地域の実情に合わせた議論が必要なことから個別に行う必要があるので、同席はお断りしました。






ふるさと回帰支援センターと話し合い・要請を行いました


9月13日、沿線住民の会は東京・有楽町の認定NPO法人「ふるさと回帰支援センター」を訪れて代表理事の高橋公氏と意見交換を行い、北杜市で現在起きている事態と状況を正確に移住希望者へ情報提供するよう要請しました。
意見交換では、沿線住民の会から具体的な図や資料を提示しながら、現在八ヶ岳南麓で進められている中部横断自動車道建設計画が自然と生活環境、景観を大きく破壊する危惧があることを説明しました。また、太陽光発電訴訟の原告からは地上設置型太陽光設備の無秩序な乱立と、それによって被害を受けている住民が裁判を起こしている現状が報告されました。高橋代表理事は「そういう状況は知らなかった」と述べ、今後は山梨県、北杜市に対し移住促進セミナーなどにおいて当該地域の正確な情報を提供するよう要望していくと表明されました。
ふるさと回帰支援センターは各地方自治体に対し、移住希望者に対する情報提供の場を提供しているだけとのことなので、今後は移住促進セミナーを主催する山梨県、北杜市に対し移住希望者に正確な情報を提供するよう働きかけていくことがますます重要となっています。




9月10日 清里ウォーキングを行いました


中部横断自動車道の新ルートが自然と景観にどれほど悪影響があるのか、建設予定地を見て回るウォーキングは今年3回目。今回は清里を約30人の参加者で歩きました。
清里小学校から出発して東念場、清里湖まで歩き、周辺の自然環境や景観を確認した後、場所を東念場のペンションに移して昼食をとりました。中庭で沿線の会の会員が作ったとん汁を味わいながら、そこから眺められる南アルプスの山々を見ての昼食はまた格別でした。
昼食後、交流会が行われ、沿線住民の会から国交省と中部横断自動車道(長坂〜八千穂)の新ルートの見直しの話し合いが近々開催されることなどが報告されました。




9月17日 スタンディングのお知らせ


今年4回目のスタンディングを行います。横断幕を掲げ、車の乗客や道行く人に八ヶ岳南麓を横断する高速道路建設計画への反対をアピールします。多くの皆さんご参加ください。

時間 9月17日(土)午前10〜11時

場所 北杜市高根町五町田交差点




9月13日 「ふるさと回帰支援センター」と意見交換・要請を行います


認定NPO法人「ふるさと回帰支援センター」によるふるさと暮らしを支援する来場者を対象としたアンケートにより、近年、地方へ移住を希望する人の移住希望地域ランキングで人気があるのは長野県と山梨県で、山梨の中でも移住先として北杜市が希望が多いことが発表され報道を通じて注目されています。

山梨県総合政策部地域創生・人口対策課を所管とするオール山梨移住セミナー&相談会企画・運営業務委託に係る企画提案募集要項によると目的・趣旨の冒頭には「地方における急速な少子高齢化・人口減少といった厳しい状況に歯止めをかけるため、自治体間での移住者獲得競争が激化している。このようななか、本県への移住者の増加を図るため、移住希望者が山梨県内のあらゆる情報を取得でき、また、複数市町村の個別相談が可能な、市町村等と連携したオール山梨体制による移住セミナー&相談会を開催する・・・」と記載されています。北杜市もこれと連携し地域課等を所管としてこの間、移住セミナーや田舎体験ツアーなどが開催されています。

山梨県や北杜市は人口減等への対応として都会からの移住を進める政策を実施し、東京などで移住者獲得の広報・勧誘活動を行っていますが、その広報・勧誘の中では北杜市や山梨県について良いところの説明ばかりが行われ、無秩序な太陽光発電施設設置や八ヶ岳南麓での中部横断自動車道建設計画の問題など移住希望者にとって注意すべき情報についてきちんと情報提供されていないことが指摘されています。
沿線住民の会では、実際に北杜市へ移住した人たちからこれらの問題について様々な声を聞いており、移住希望者が実際に移住した後に平穏な生活が侵害されるなど失望・落胆するような被害にあわないように、北杜市や山梨県には移住を希望する人へ正確な情報を提供するよう強く要請していく必要があると考えています。
その一環として、このたび山梨県と北杜市と連携し移住セミナーなどを開催して地方への移住促進活動を行っている認定NPO法人「ふるさと回帰支援センター」(東京都千代田区有楽町東京交通会館内)と話し合いを持ち、北杜市の現状や問題点などについて情報提供するなど、意見交換と要請を行います。


【速報】!

国交省が新ルートの見直しの話し合いを正式に応諾!


8月29日、沿線住民の会と大泉町下井出地区東組高速道路反対対策委員会が国交省甲府河川国道事務所、長野国道事務所に提出した中部横断自動車道(長坂〜八千穂)新ルートの見直しの話し合い要請に対し、9月9日国交省は応諾するとの正式な回答を行いました。
9月9日午前中、甲府河川国道事務所の宮川課長から沿線住民の会の連絡担当者に電話があり、沿線住民の会、東組が求めている要請への回答について「国交省は文書で回答することはできませんが、今回の話し合いの要請に応じます。これは正式な回答です」と伝えてきました。
今後は、国交省とルート見直しの話し合いの持ち方や日程などについて調整していくことが双方で確認されました。


9月2日 山梨県へも

中部横断道のルート見直しの話し合いを要請!


沿線住民の会と大泉町下井出地区東組高速道路反対対策委員会は、国交省甲府河川国道事務所、長野国道事務所への申し入れに続き9月2日、山梨県へも中部横断自動車道(長坂〜八千穂)のルートの見直しの話し合いの要請を行いました。
山梨県へは、昨年11月県知事との面談申し入れに対し6カ月ものあいだ回答が延ばされ、その挙句に知事面談を拒否されるという不誠実な対応がありましたので、今回は9月12日までに文書で明確に回答するよう求めました。