中部横断自動車道八ヶ岳南麓新ルート沿線住民の会





「中部横断自動車道八ヶ岳南麓新ルート北杜市民の会」のフェイスブックでの発信内容について沿線住民の会へお問い合わせがありましたが、当会はフェイスブックでの情報発信は行っていません。「中部横断自動車道八ヶ岳南麓新ルート北杜市民の会」は別団体ですので、お知らせします。

「中部横断自動車道八ヶ岳南麓新ルート沿線住民の会」に参加しませんか?

SAVE SOUTHERN YATSUGATAKE


2/10沿線住民の会ニュース76号を発行しました

 中部横断自動車道の詳細ルート案を作成した甲府河川国道事務所が、またしても住民に対して虚偽説明をしていたことが明らかとなりました。
1キロ幅ルート帯に関係する住民が家を新築する際に、ハウスメーカーの担当者が甲府河川国道事務所建設予定ルートに入っているか確認に行ったところ、甲府河川国道事務所の担当者が「建設は可能、問題ない」と返答したため建築したところ、「都市計画原案」の発表でルートが自分の家を直撃することになった事実が判明しました。住民はこれに納得がいかず、憤りを表明しています。
 今号では他にも、昨年12月21日に山梨県主催で開催された中部横断自動車道の都市計画原案についての公聴会で住民が様々な問題点を指摘した発言や意見を掲載しました。また、前号でも取り上げた都市計画原案の危険な長坂JCTの問題点を道路構造令との関係で更に詳しく解説する文章や、中部横断自動車道の計画段階評価の当初示された3キロ幅ルート帯についても建設不可能な場所であったことが判明したことの記事も掲載しました。
 是非お読みください。
ニュース76号



12/20沿線住民の会ニュース75号を発行しました


 今号では冒頭で、山梨県が2023年10月に発表した中部横断自動車道の都市計画原案の長坂JCTの建設設計案の危険性が、沿線住民の会の精査により明らかになったことを取り上げました。長坂JCTの設計が道路構造令に違反しており、このまま建設されることが許されないものであることについて詳しい説明を掲載しました。車両の安全と運転者、同乗者等の生命を大きな危険にさらす長坂JCTの建設計画は、それ故直ちに撤回する必要があります。
 さらに原案を検討する際に当然ながら配慮ポイントとされなければならない住宅等・生活に甚大で深刻な影響がもたされることなどについて、今後も国交省や山梨県、地元自治体の北杜市が真摯に関係住民等との面談・意見交換を継続することを求めていきます。
 また、現在の中部横断自動車道都市計画の原案の基になる1キロ幅ルート帯が検討されていた時期に国交省への情報開示請求により2017年3月22日開示された文書から、本来なら比較評価の複数案として住民等に提示されなければならなかった中央道の分岐部「双葉JCT付近」「須玉IC付近」を想定したルート案があったこと、その関連図とそれに関連する資料として山梨県ホームページ上に掲載されていた図面つき記事(2016年9月13日)など住民等に提示されなかった「消されたルート案」について改めてお伝えしています。
 山梨県と国交省、北杜市はいまだに9月13・14・16日の北杜市主催の道路事業範囲の地区説明会時の議事録を公開もせず、地区説明会で出された住民等の意見の取り扱い等の検討するための行政調整会議も開催もせず、建設計画の手続きを進めていることなど、12月21日の公聴会の開催強行までの経緯と問題点を明らかにする報告も掲載しました

是非お読みください
ニュース75号



北杜市長選挙に中部横断道に反対の候補者が立候補


 2024年11月に北杜市では市長選挙が行われましたが、これまでではじめて「中部横断自動車道の八ヶ岳南麓での建設に反対」を公約に掲げる候補者が立候補しました。
 歴代の北杜市長は中部横断自動車道の様々な問題点を全く理解することなくただ「建設推進」を唱えてきました。また市長選挙への立候補者でもこれまで中部横断自動車道の建設反対を公約に掲げた候補者は一人もいませんでした。そのような状況の中で、今回、いのはら弘子氏が「建設反対」を掲げて立候補したのは画期的なことです。
 いのはら氏は、様々な住民運動へのかかわりの中で、北杜市、山梨県、国交省が住民の意見を一切聞かず、施策にも反映させようとしない対応に直面させられて、山梨県民、住民の意見が反映されるよう、地方自治体として必要性の再検討も含め、「地域の意見を聞く仕組みづくり」を進め行政を変えようという気持ちで立候補したと表明しています。
 中部横断自動車道の八ヶ岳南麓での建設計画に関しても、国交省をはじめとする行政機関が1キロ幅ルート帯案を住民に押し付け、住民の意見を一切聞こうとしない対応を批判し、住民の意見をよく聞き意見交換するよう求めています。八ヶ岳南麓では多くの住民等が高速道路建設に反対していますが、その声を代弁することとして今回の市長選挙への立候補は大変大きな意義があると思われます。
 選挙では残念ながら落選しましたが、それでも4344票を獲得し、中部横断自動車道の建設に反対する多くの住民等の存在を示すことができました。